作物学研究室は明治26年に開設された、東大農学部の中で最も歴史のある研究室の一つです。 世界的な食料安全保障・気候変動・環境破壊の問題を考えると、今後の農作物生産には収穫量の向上と持続性の確保の両方が求められます。耕作可能な土地や石油・鉱物資源は限られているので、限られた耕作地で、化学肥料や化学農薬の施用量を最小限に抑えた上で、全人類を養えるだけの農作物を生産し、そこから得た収穫物を十分に(無駄なく)利用する必要があります。 このような課題に答えるために、作物学研究室では、1)安定的で持続可能な作物生産と、2)作物の多用途利用の2つを大きな目標に掲げ、研究成果を通した「グリーン・トランスフォーメーション(GX)」を目指しています。私たちの考えるGXは、SDGsの「目標2.飢餓をなくそう」・「目標12.つくる責任つかう責任」・「目標13.気候変動に具体的な対策を」に当てはまり、また、国内の政策「みどりの食料システム戦略」の目標である「収穫量の向上と持続性の確保の両立」に答えるものです。
東京大学農学部 作物学研究室
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東京都文京区弥生1-1-1
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Last Update : 2022.9.9
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